2007年03月27日

工作のカンどころ

20070326kandokoro.jpg

私の座右の書、「工作のカンどころ」松野清著・日本放送出版協会。
先週、ヤフオクで見つけ、無事ゲット。
実は、10年ほど前火事で焼失してしまってました。

以前書いたかもしれませんが、実家の裏の隣人宅物置から出火、風向きでうちだけ燃えてしまいました。全焼でした。
実家に本や卒業アルバム、ガラクタ類を置きっ放しにしてたので、私にはそれまでの思い出の品というのがほとんど残っていません。焼けた当時は意外にスッキリした気分でしたが、やはり「ああ〜、あれもないんだよな〜」みたいなことは時々・・
話がそれたついでといっては怒られるかもしれませんが、実家再建の住宅ローンを背負ってヒィーヒィー言ってた(今でも言ってますが)私なんかのところに来てくれた相方SAにはほんと感謝しています。

さて、本題の座右の書ですが、、

昭和50年初版。著者は、NHKの整備部工作係長をされ、放送機器の開発改修に携わってこられた方。ページをめくると、シャーシなどの板金加工、木工、プラスチック加工、プリント基板作り、塗装、工具の紹介と盛りだくさんです。190ページほどの本ですが、実践に基づく工具の選び方使い方、工程毎のポイントなどが詰め込まれています。

私がこの本を手にしたのは、小学生の頃。万力を使ったシャーシ曲げやヤスリ仕上げ、スプリング巻きの解説を見て、ほどなく学習机に妙に大ぶりの万力を取り付けてました。アクリル板の接着にジクロルエタン、プリント基板のエッチングに塩化第二鉄が使えると書かれていたので、母親に薬局で買ってもらって試したり・・アルミの半田付けにも挑戦しました。
以降も、ことあるごとに読み返し、暇なときにも眺め・・
背表紙や抜けかけたページには補修のテープがペタペタ。書き込みはありませんでしたが、工作しながら見てたりしたので、汚れも多々あり、決して大事にしてる本という感じではありませんでした。しかし、私にとっての原点といえる、ものづくりに意識的に傾倒していく転機になった本でした。

焼失してから、古本屋に入ったときなど思い出すごとに探してはいたのですが、うまくめぐり合えませんでした。既に絶版で、実用書となるとなかなかでしたし、気持ち的にあまり執着するのも後ろ向きな様な気がしてました。
とはいえ、今回再び手にとることが出来、早速あっちパラパラこっちパラパラ。時間が経つのも忘れて読みふけり、記憶を辿ってはまた読み返し・・
そうするうち、なぜか涙がポロポロ。
年取るとあちこち緩んでていけません。


posted by TA at 03:29 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
そんなことがあったんですね。
念願の自分の原点である本との再会での感動、TAさんにしか解りえないことと思いますが
これが、また一つの機会なんですね。

私も旦那から風邪が飛び火して(レベルが大きく違いますが・・)
朝食すませ さ、寝ようと言う前にちょっとPC開いたらこのお話。
私にも再起のパワーを頂いて、復活したいと思います。
Posted by whitecoat at 2007年03月27日 08:17
whitecoatさん、どうも。
風邪、大丈夫ですか?

今回、油断してタイムスリップしてしまいました。
お恥ずかしい限りです。
うちは幸い人間はピンピンしてたので、ポッカリ開いた穴みたいなのはいつの間にか埋まってしまいました。ガラクタも焼けたとき以上に増えてますし。
あとはローンだけ。
Posted by TA at 2007年03月28日 20:48
住んでない家の住宅ローンで首がまわらないわたしです。
最近は少し真剣に空き家探ししてます。やはり自然に近い場所に住みたいと体が感じてるのでしょうか?
マンションでは、ハーブ一つ育てる気にならないし…
最近は沢山、木に触れる機会が増え余計に土が恋しいのですかね?昨日はタラの目取りに行ったり。(美味しかったです)今日は椎茸用のくぬぎが手に入り、置く場所も確保出来たのでタネ買って来ました。
最近、土建屋の社長さんと仲良くさせて頂き、「40坪くらいだったら土地あるからログ建てれば」とか言って頂いたり。もちろん丸太はどうにかすると言ってました。どうにかとは運び出すのに重機のお金は自分で払えとしか言ってないし、凄い話しですよね。
丸太何かどうにかなると言ってました。
丸太必要な時はご相談下さい。何せ、森林組合が儲け過ぎと怒ってる方なので…
こちらからトラック出しても絶対安いと言い切ってましたから。
今のこちらの計画は、内装用の床板と壁板を製材する計画です。ユンボとトラックレンタルし製材して3万位ですかね。この金額で杉丸太30本分の材料が来ますから、相方の家の塀も全部直す予定です。それでもまだあまりますが、次回は桧の丸太が出るから待ってろと言ってました。
ちなみにテラス用の板も別な方に頂きました。もちろんただで!
記事を読んでいたらTAさん近ければと、本当に思ってしまいました。
Posted by hiroyuki at 2007年03月29日 02:45
当時、いろんな縁でつながりが出来た人たちに、とても感謝しきれないくらいよくしてもらいました。日々感動するくらい、我々は恵まれていると感じていました。
この思いは絶対忘れてはいけないと肝に銘じたのですが、それは取り越し苦労で今もって恵まれていると実感しています。
hiroyukiさんのお気持ちにも深く感謝します。
機会があれば、hiroyykiさん達の現場にも是非行ってみたいです。
Posted by TA at 2007年03月29日 07:49
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