2007年03月27日

工作のカンどころ

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私の座右の書、「工作のカンどころ」松野清著・日本放送出版協会。
先週、ヤフオクで見つけ、無事ゲット。
実は、10年ほど前火事で焼失してしまってました。

以前書いたかもしれませんが、実家の裏の隣人宅物置から出火、風向きでうちだけ燃えてしまいました。全焼でした。
実家に本や卒業アルバム、ガラクタ類を置きっ放しにしてたので、私にはそれまでの思い出の品というのがほとんど残っていません。焼けた当時は意外にスッキリした気分でしたが、やはり「ああ〜、あれもないんだよな〜」みたいなことは時々・・
話がそれたついでといっては怒られるかもしれませんが、実家再建の住宅ローンを背負ってヒィーヒィー言ってた(今でも言ってますが)私なんかのところに来てくれた相方SAにはほんと感謝しています。

さて、本題の座右の書ですが、、

昭和50年初版。著者は、NHKの整備部工作係長をされ、放送機器の開発改修に携わってこられた方。ページをめくると、シャーシなどの板金加工、木工、プラスチック加工、プリント基板作り、塗装、工具の紹介と盛りだくさんです。190ページほどの本ですが、実践に基づく工具の選び方使い方、工程毎のポイントなどが詰め込まれています。

私がこの本を手にしたのは、小学生の頃。万力を使ったシャーシ曲げやヤスリ仕上げ、スプリング巻きの解説を見て、ほどなく学習机に妙に大ぶりの万力を取り付けてました。アクリル板の接着にジクロルエタン、プリント基板のエッチングに塩化第二鉄が使えると書かれていたので、母親に薬局で買ってもらって試したり・・アルミの半田付けにも挑戦しました。
以降も、ことあるごとに読み返し、暇なときにも眺め・・
背表紙や抜けかけたページには補修のテープがペタペタ。書き込みはありませんでしたが、工作しながら見てたりしたので、汚れも多々あり、決して大事にしてる本という感じではありませんでした。しかし、私にとっての原点といえる、ものづくりに意識的に傾倒していく転機になった本でした。

焼失してから、古本屋に入ったときなど思い出すごとに探してはいたのですが、うまくめぐり合えませんでした。既に絶版で、実用書となるとなかなかでしたし、気持ち的にあまり執着するのも後ろ向きな様な気がしてました。
とはいえ、今回再び手にとることが出来、早速あっちパラパラこっちパラパラ。時間が経つのも忘れて読みふけり、記憶を辿ってはまた読み返し・・
そうするうち、なぜか涙がポロポロ。
年取るとあちこち緩んでていけません。


posted by TA at 03:29 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
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