
2年ほど前に、七輪陶芸と野焼きをやったときの写真です。
焼き上がったモノが行方不明でしたが、今回押入れのキャンプ道具を整理していたら出てきました。
まだNPO河口湖自然楽校が出来て間もない頃。なにかのイベントをやってる最中に片隅で勝手に実験してました。株式会社化された今では出来ないかも。懐かしの風景に・・
ということで七輪陶芸、、
七輪陶芸に関しては、ネットでも山ほど情報が取れますが、私はおおもとの陶芸家吉田明氏が書かれた『決定版 七輪陶芸入門』を頼りに実験しました。
使った道具は、
造形用に、手ロクロ、木ベラ、切り糸
焼成用に、炭火用七輪、ブロワ、トング
材料は、
赤鍋土、信楽土(並)、楽焼粘土(白)、木炭(BBQ用)
参考本では送風にドライヤーを使っていますが、ブロワで代用。
また、本の中では生の作品をアルミホイルで包んで素焼きしてましたが、忘れたので省略。
粘土は、本でも推奨されている鍋土が実際結果も良好でした。信楽土や楽焼粘土で作ったものは大半が割れてしまいました。鍋土は、信楽土ほど粘りがなくて造形は少々やりにくいのですが、乾燥が格段に早い上、生乾きでもゆっくり焼けば割れることはありませんでした。

七輪の中の様子
ブロワでガンガン煽る攻め炊きがほぼ終わったところです。所要時間約30分。
七輪には高さ10センチ程度の小徳利が収まってます。
開始時、七輪の底に熾きを一層、その上に新たな木炭を一層、そして小徳利を置き、周辺に木炭を詰め、上にも山盛りにしてました。それでも足らず攻め炊き時に足したような。。

焼き上がった器
小徳利は予想以上にうまく焼けましたが、右のそば猪口サイズのは焼き過ぎで変形してしまいました。七輪の中で変な向きになってたことも原因?
それにしても、鍋土の器が変形するくらいの温度が七輪で出せることには感心しました。

焼き肌
無釉で焼き締めたかたちですが、木炭の灰による自然釉がなかなかいい感じでかかって出てきました。
灰かぶりの偶然のおもしろさ。白から黒、緑っぽい色もありつつ、、褐色基調の地ながら結構強い赤があったり。焼き肌に関しては上々の出来でした。
小さなものしか焼けませんが、安価で手軽。焼きものになる過程が目の前で見られるのもおもしろいです。
焼成時の火と火の粉がすごいので、やる場所の確保が大変ですけど。