
先週、なんとか図面その他必要な書類を提出できました。
右も左も分からない素人のやることなのでまだ紆余曲折あるでしょうね。
とりあえずはひと息ついたということで、測量作業から思い起こしてみました。
上の写真は、昨年4月にやった平板測量なるもので使った道具です。
光が入ってしまって見辛いですが、、
三脚にベニヤ板と下げ振りがついていて、さらにベニヤ板の上にアリダード(視準とものさしが合体したようなモノ)と水準器が乗っています。
当初は、セオドライトかトータルステーションしか頭になく、どちらかをレンタルするつもりでした。ところが同僚に、「家を手作りするのにそんなん使うんかい。測量も手作りでやらんの。平板測量がカッコエエで。」というようなことを言われ、半信半疑ながら平板測量を試してみたのでした。結果的には誤差10センチ程度(多分 ^_^;)で木の位置その他が測定できて、結構使えそうなデータが揃いました。

三脚は省略。
平板測量を本やネットで調べるともう少し違った形の器具が出てくると思います。私のは手っ取り早く簡略化して作ってしまいました。
アリダードは、ホームセンターで売ってるコの字型のアルミフレームそのままです。本物だと目盛つきのものさしが付いています。
下げ振りは、ベニヤ板上の基準点(表面に突き出たネジ先端)を地面の目印杭の真上にセットするためにぶら下げています。

アリダードは、ベニヤ板表面に突き出たネジ先端を中心に水平方向に回転するように動かしながら使います。
樹木などの測定対象にアリダードを合わせては紙面にラインを引くことで、目印杭を起点にした対象の方向が紙の上に書き留められることになります。別にメジャーなどで測った対象までの距離を縮尺に応じてライン上にポイントすれば、地図が出来上がるしくみ。
実際には木の中心を眼検討で決めるのは難しいので、幹の際を左右両側測定しました。また、せっかくなので10メートルほど間隔をあけた2地点で行いました。作業に思いのほか時間がかかったので、距離は数値だけ書き込んでおき、距離プロットはあとでやりました。

ラインが放射状に広がってる様子しか分かりませんが、一応木の位置や門柱の位置などがそれなりに出ています。ポイントを変えて測定してたので、こんなのが2枚。
データセットとしては冗長なので、誤差もなんとなく分かり、精度も10センチ以内になんとか(無理矢理)出来たような気がします。

出来上がった植栽図
スキャナでパソコンに取り込み、お絵描きツールで目標物の位置をなぞりました。
既存図面は非常に大ざっぱな公図だけでしたが、このデータのおかげで実際の土地形状も把握でき、植栽現況も作ることが出来ました。
とはいえ、変な道具を持ってきてなにやらはじめた光景はかなり異様で不気味。
人さまにはお勧めできません。