
トイレ小屋製作その2。2泊3日でドア、窓、屋根を完成させるつもりです。
今回は、友人家族と一緒に現地でキャンプしながらの作業です。
天気予報では、天候不安定で各地で雷雨、局所的に大雨なんて穏やかじゃないことを言っていましたが、まあなんとか。。
到着早々、トイレとして使えるように、事前に作ってきたドアと窓を取り付けました。
ドアそのものは2x6をあいじゃくりにして木工用ボンドとビスで連結して作りました。補強とデザインをかねて1x6の板を適当な形に切って横や斜めに貼り付けてあります。窓は、ジグソーで適当な形に抜いて、裏面をトリマにラベット(さねはぎ)ビットをつけて削って段差をつけ、5ミリ厚のアクリル板をはめ込み細木で裏打ちしてあります。取っ手は適当な枝を拾ってきて皮をむいてビス止めしました。デザインは
香亜奈工房栗田師匠のサルマネなのですが、私のはなんだかボテッとした感じになってしまいました。
窓は、28x45ミリの角材に5ミリ幅のミゾを掘って、枠を作り、やはりアクリル板をはめ込んであります。
ドアは大きめの兆番3つでドア枠とビス止め、窓は下が開くように上辺に兆番をつけました。ドアも窓も上下左右2ミリずつ遊びを持たせるように作りましたが、窓は兆番のオフセットの関係で開閉するときに枠に当たってしまうので下側を若干削る必要がありました。ドアは偶然うまく開閉できる位置に取り付けできたような気が。。大して考えもせず兆番とその取りつけ位置を決めてしまいましたが、事前に開閉の具合などシミュレーションしておくべきだったかもしれません。

その後、テントその他の設営、昼食、かなり長い昼休み。
子どもの頃の憧れのアイテム、ハンモック。奮発して買いました。子どもたちのいい遊び道具になっていました。
食事中、野生のリスを発見、2匹で木から木へ飛び移りながら追いかけっこしていました。「リスリスリスリス!」と子どもだけじゃなく大人まで興奮気味に連呼してしまいました。森の住民からすれば全く異質でお騒がせな我々。。
屋根は、梁や桁、束、棟木の組み上げ作業からです。来る前にカットは終わっていたのですが、ドリルやノミを使ったホゾ穴加工は1つで嫌になってそのままになっていました。現場で残りのホゾ揃を加工しました。チェンソーで大体のところをカットし、仕上げ程度にノミを使うほうが非常に効率がいいです。
加工の終わった梁と桁で作った枠を壁の上端部にポンと乗せ、コーススレッドで緊結しました。壁の頭つなぎを兼ねていますが、屋根部分はパーツとしては壁と独立しています。寸法の狂いを吸収させるつもりで上に乗せるだけの構造にしたのですが、実測してみると大した狂いはなく、取り越し苦労でした。段取りが簡単になってよかったのですが、部材の105ミリ角の柱材はオーバースペックだったかもしれません。
1日めは、このあと太陽電池式のセンサーライトを取り付けて終了しました。このセンサーライトは充電までして準備万端でしたが、室内用のライトを忘れて、オイオイ。。
作業後、日帰り温泉へ行き、戻って夕食となりました。友人家族のキャンプ道具がすごくて、非常に快適でした。小川テントのティエラという大きなドームテントをキッチンダイニングとして提供してくれました。インナーテントを付けずに3x6メーターくらいのスクリーンタープとして使いました。大人4人+子供4人なのに、全然余裕でした。キッチン用具もすごくて、家の台所と変わりません。1ヶ月野営することになっても平気で過せそうな気分になりました。
2日め、天気予報とは違って、さわやかな晴れの朝をむかえました。

作業は棟上から。
携帯で撮った写真なので色が悪いです。
私以外は散策に出かけていて、上棟式も感動もなし。写真は、妻壁部分の枠(2x4材)を一部取り付けたところです。
ここまで終えて、昼食。
その後、屋根の垂木(?)兼天井材となる2x材や屋根材をひとりで買出しに。道がところどころ渋滞していて、ホームセンターへたどり着くのに普段の倍かかりました。
手間を減らすなら2x6でと思っていましたが、6フィートの2x6が710円に対し2x4が226円と圧倒的に安いので、破風板や鼻隠しまで2x4でやることにしました。垂木(?)兼天井材用に19本ずつをそれぞれ1770ミリ、1730ミリにカットしてもらいます。屋根の頂点で直角につき合わせるための板厚分で40ミリ長さが違います。45度にカットしてつき合わせるのがお行儀がいいのでしょうが、ホームセンターの無料カットサービスは直線かつ直角である必要があるので仕方ありません。
野地板用の合板は、前回用意した分で足りるので、あとはルーフィングと屋根材です。安価にアスファルトルーフィング(1880円/21m巻)とアスファルトシングル(3310円/90cm20枚入)を購入しました。これらを貼るタッカーやシングル釘も調達しなければならなかったのですが、高くつきそうなので、どちらもトタン釘で間に合わせることにしました。
すべての買い物を済ませるとすでに3時を回っていました。現場へ戻ろうと車を急ぎ走らせ、大通りへ出ると大渋滞。夏休みでもいちばん込む時期なので仕方ありません。以前、さ迷いながら裏道を見つけたのですが、記憶が確かではなく、こういうときの機転は十中八九ハマって泣きを見るので、今回はおとなしく渋滞にハマっておくことに。。
到着した頃にはもう日は暮れかけていて、材料を降ろすだけで作業終了となりました。いない間に現場付近はいよいよ天候が怪しくなってきていたらしく、トイレ小屋には合板やシートで雨よけ対策をしてくれていました。

夜は、子どもたちが楽しみにしていた花火。
開始が遅くなってしまったので、ご一緒した家族のトモちゃんがオネムで途中リタイヤ。申し訳ないことをしました。
入れ替わりにお隣に住んでる2歳の男の子が参加してくれました。お隣にはとても立派なログハウス2棟が建っていて、親子2世帯で永住なさっています。土地の契約前からいろいろとお話をさせてもらっていて、助けてもらっています。
3日めは、深夜から降り出した雨が朝も残っていましたが、8時頃には上がりました。遅めの朝食を取り、そそくさと作業にとりかかりました。

屋根部分の片側に2x4材を貼り、さらにその上に野地板として合板を張っているところです。
カネ勾配にしたので、屋根へ上がっての作業は難しくなります。片側の屋根は後回しにして、足場を確保し、大方の作業をやってしまうことにしました。妻壁にも先に板をはめ込んでしまいました。
簡素な造りの屋根なので、断熱材入りの壁とはアンバランスな気もします。寒さが厳しいようなら、中から天井を貼って断熱しようと思っています。
このあと、作業はルーフィングとドアの鍵の取り付けて、屋根材を途中まで貼って時間切れ終了。最後に写真を撮るのを忘れてしまい、なんだか締まりません。心配していた天気はそれほど悪くなかったのですが、観光地ゆえの渋滞の影響が予想外に大きかったです。一応雨漏りはしないと思いますが、早めに屋根材を貼り終えないと台風シーズン突入で屋根材剥がれまくり、なんてことになりそうです。